家族葬とはどんな葬儀スタイルなのか

2018年03月26日
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従来の葬儀では、大勢の参列者を招いて大規模に行うのが普通でしたが、最近は小規模に行う家族葬と呼ばれるスタイルを選ぶ方が増えています。家族葬とは、遺族を中心とした身内だけで行うスタイルであり、参列者が少ないことが最大の特徴だと言えるでしょう。

参列者として呼ぶ範囲に関しては、文字通り家族だけという数人程度の場合から、親族や友人・知人までを含めた30人程度の規模になる場合までさまざまであり、遺族などの意向により自由にその範囲を決めることができます。

費用に関しては、葬儀本体費用だけで見ると50万円程度が相場だと言われているため、100万円を超えるケースも多いとされる一般的スタイルの場合と比べると安く済ませることができると言えるでしょう。ただし小規模で行われる場合は、香典収入も少なくなってしまうため、そのことを考慮すると一般的なスタイルで行う場合の費用(香典収入を差し引いた費用)とあまり変わらないというケースもあるので注意が必要でしょう。

家族葬のメリットとしては、アットホームな式にできるということが挙げられます。気心が知れた身内だけで行うため、大規模なスタイルのように参列者に気を遣う必要がなく、ゆったりとした気持ちで故人を偲ぶことができます。

ただしデメリットとしては、式に参列できなかった方が後になって自宅へ弔問に訪れる場合があるということが挙げられます。ですので、そうしたことを想定した上で選ぶことも重要だと言えるでしょう。