香典返しを行う期間をチェックしよう

2018年05月28日
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お通夜や葬儀で故人にお供えいただいた香典へのお返しとして、香典返しを行うのが日本で執り行う葬儀の風習です。お悔やみいただいた人たちへのお礼と、弔事を滞りなく終えたこととを伝えるために行うとも言われています。

弔事を滞りなく終えたことを伝えるという意味で行う風習ですので、忌が明けてから行うのが基本です。仏式の場合は四十九日を過ぎた後に行います。ただ、行う期間は仏式や神式、キリスト教でも異なるので確認しておくと良いでしょう。

神式の場合は50日目の五十日祭で忌明けとなるので、このタイミングで贈ります。キリスト教はカトリックとプロテスタントで異なるようです。カトリックの場合は30日目の追悼ミサ、カトリックの場合は1ヶ月後の昇天記念日が忌明けにあたるので、このタイミングで香典返しを行います。

このように、通常は葬儀からある一定の期間が過ぎてから行うのが基本ですが、最近は葬儀当日に贈るというケースが増えているようです。仏式の場合は四十九日法要の時に贈るのが今までの慣例でしたが、離れた場所に住んでいる人は葬儀には参列できても、四十九日法要には来られないという場合もあります。参列者、そしてご遺族の負担を減らす目的で、葬儀当日に香典返しを行うことも一般的となっています。