葬儀が終わってからも礼状が必要

2020年08月15日
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葬儀を執り行うことで安堵するのではなく、その後にやるべきことも沢山あります。初七日や四十九日、納骨などの法要や、亡くなった後の社会的な手続きなどがあります。お葬式でお世話になった人の御礼や香典返し、あるいは仏壇の準備、墓地や墓石選びなどが待ち構えています。

1つ1つ、順序よく取りかかり、遺漏のないようにしましょう。もしも分からないことや、困った時には、葬儀社や寺院に相談してみましょう。お世話になった方々へは特にきちんとした礼状・挨拶状を準備し、送る手配をします。

これは、約1年通して必要な手配です。会葬礼状、喪明けの挨拶状、年賀欠礼の挨拶状などが一例です。面倒くさくなりがちですが、故人のためでもあります。遺族の役目はきっちり果たしておかなければ、その血縁関係上の身分の者も品格が下がってしまいます。

会葬礼状は、お葬式に参列してくださった方々に向けて出すもので、喪主が参列者1人1人に御礼ができない代わりとなります。内容は、亡夫・亡父など、喪主からみた故人との続き柄で書きます。この会葬礼状は、お葬式の日時が決まり次第、参列者数を予想して、少し多めに印刷の手配をしておくのがいいようです。葬儀で記帳をする際に、手渡しで受け取るようです。また、弔問に訪れることができず、または香典の代わりに弔電や供花、供物で悔やみの気持ちを表す方々に対しても、会葬礼状はしっかり送りましょう。