告別式の壇上で行う挨拶の注意点

2018年03月05日
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故人の友人や同僚といった故人と関係の深かった人であれば、告別式の壇上で弔辞の挨拶を読み上げることを依頼される場合があります。そんなときには、普段の生活ではあまり気にすることのない忌み言葉などに注意しながら文章を考える必要があります。

忌み言葉は不吉な事柄をイメージさせるため、必ず使わないように気を付けてください。忌み言葉の例には、重ね重ねやたびたび、またまたやしばしばといった同じ音を二度繰り返す言葉があります。また、再三や再び、重ねてや続いてといった繰り返しを意味する言葉も含まれています。

これらの言葉を使用すると、死や不幸が何度も繰り返されることを意味することになります。弔辞の文章を書き終えたら、これらの言葉が入っていないかしっかりと確認することをおすすめします。また弔辞の文章には、友人や職場の代表といった故人との関係や故人の人となりを内容に含めます。

故人の人柄を表すエピソードを入れたりスポーツや仕事などでの業績を盛り込み、良くないことについては触れないようにするのがマナーです。遺族の気持ちを考えながら文章を作成するようにしてください。最後に、冥福をお祈りする言葉を入れます。

弔辞を読むときに緊張して早く読んでしまう人がたまにいますが、ゆっくりと落ち着いた声のトーンで読み上げます。壇上で初めて声に出して読むのではなく、事前に何度か自分一人で声に出して読んでおくと読みづらい場所がわかります。