知っておきたい合掌の発祥及び意味合

2018年12月23日
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仏式の葬儀では、お焼香をあげるタイミングなどで合掌を行なう局面があります。参列すると、当然のごとく実施する行為ではあるのですが、元を正せばどういった意味合いがあるのかについて理解している人は多くありません。

主旨の知識を持っておくと、葬式に出る際に、礼儀正しく非常に深い気持ちで参列することが可能になるでしょう。こうした行為は、仏教の本場であるインドサイドより日本国内へ伝わったもので、仏を礼拝する時に手を合わせる行為ということを意味します。

インドにおいては、右手は清く、左手は不浄として取り扱われています。このことと同じように、仏教におきましては右手を仏それから、左手を衆生という形で表現します。合掌においては左右両方の手を合わせますから、仏及び衆生が一体となって、成仏を希求する気持ちを表したものとなります。要するに、この行為は、仏様に対しての実行するものになります。この行為には、成仏することを切望するだけでなく、相手サイドに対しての敬意を示して、調和を求めることを表現するケースでも利用されます。仏教においては、相手サイドから来る人とすれ違うケースや、別れ際にもする傾向がありますが、こうした場合の合唱に関しては、相手サイドへの敬意を示すものと言えます。