無宗教の葬儀の時でもマナーはあるのか

2019年12月13日
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故人の方が亡くなった後に葬儀が行われますが、多くのケースでは故人の方の宗派等に沿ってお見送りをする事になります。しかし故人の方や家族が無宗教の場合は、基本的には自由葬として、自由な形式で葬儀が行われます。

自由葬の魅力は宗教や慣習にとらわれる必要が無いので、故人の方に合わせた自由なお見送りができるポイントです。故人の方が事前に希望をすれば、多くの方が集まってお別れ会のような形でお見送りする事もできるので、しめやかな雰囲気が苦手な人には、ピッタリです。

無宗教の葬儀にも一定の流れやマナーは存在します。参列者の入場から始まり、お経の代わりに黙祷をしたりして、故人の経歴を紹介する流れから、遺族の代表者が感謝の言葉を述べたりする流れになります。閉式した後は出棺されて、火葬場に向かう形になるので、通常のお葬式とそこまで変化はありません。

無宗教なので、お経を読んだりする事はありませんから、僧侶にお布施を渡す必要が無く、費用負担を減らす事ができます。参列するマナーとしては、通常のお通夜等の時と同じく喪服を着用すれば問題ないですし、香典も用意する事が大切です。焼香は行わないのですが、献花を行う必要がありますから、故人の遺影に一礼してから、献花台に花を置く必要があります。